2024.1.28

欲深く生きるためにはどうしたらいいのだろう

 

私はとにかくすぐ飽きる

熱しやすく冷めやすい典型体質

 

【欲はなく、丈夫な体を持ち】

かの宮沢賢治は、そのように懇願していたけど、

 

欲もなく、生き続けることは

実は結構…というか、何より難しい

何かを行うということは、欲がなければ始めることすらできない

欲こそ、生命力の権化そのものだと至る

 

宮沢賢治の欲は、

生きられない未来への切望が全てだったから

生きるための必要欲の重量を、

体感できかねたのではないだろうかと馳せる

 

そう至る根拠に、今現在健康な私は

自発的欲が極端に低いために、

なんらかの熱が冷めた隙があると、

無意識に、希死念慮に包まれている

という事が起こってしまう

 

何がしたいのか、いまだにわからない

食にも、お金にも、性的なことにも、

欲がないゆえの、行き先不明感

何を求めて、何が必要なのか、

絶賛迷子に陥りやすい

 

そのためか、きっと本能のように、

自分の中だけに生まれる『好き』を

常に探し続けて求めている

その都度それに向かって目もくれずに走っては

また息が切れたあたりで、冷める

 

血液を循環する心臓は通常自発的なものだが、

私は他発刺激によって、ポンプが機能している

好きなものに支えられてるから、かろうじて

 

こうして、自分の中にある全ての『好き』を巡回することで、

それを追求するための欲を生み出して、

熱を保持しているのだと思う

 

それが無くなった時を考えると

全てが一瞬でなくなることもある

諸刃の剣、依存的であり

刹那的なサガであるなと我ながら遠い目になる

 

全てにタッチしてみては、去って、

カルタのように、一瞬の、

触れられるかどうかの高揚を繰り返して

 

誰かの読み上げる声をきいて動くのではなく、

自分で読み上げて札をとるカルタができたら

無敵なのかもしれないな

 

そのためには、

自分に興味を持たなければならない

これが難しい

 

自分のことを考えることに、飽きてしまう

考えなきゃとして向き合っているはずなのに

気付けば全く違う事に目が向いているから

困りものだ

(でも、このログに書き留めることで

そうだった、と思い返せるようにはなりそう)

 

欲がほしい、わかりやすい標識がほしい

背中を突風で押されるような

周りが真っ暗になるような

突き動かされるほどの、

衝動的かつ持続的な強い光る欲望

 

足をひとつ踏み出すことが抑えきれないほど

突き動かされて、

理性という冷静さが現れる間もなく、

どこかへ真っ直ぐに